【株式市場】】日経平均は続落だが黒田発言で回復し新規上昇2銘柄は好発進

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは2万260円00銭(127円79銭安)、TOPIXは1639.72ポイント(12.20ポイント安)、出来高概算(東証1部)は10億5495万株

チャート14 16日前場の東京株式市場は、NY株の107ドル安などを受けてトヨタ自動車<7203>(東1)などが軟調となり、浅間山で小規模な噴火と伝えられたりで日経平均は11時前に一時153円63銭安(2万234円16銭)まで続落となる場面があった。が、日銀・黒田総裁の参議院での発言が伝わると輸出関連株から値を戻した。昨日年初来の高値に進んだ東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均も軟調となった。

 アンジェスMG<4563>(東マ)が昨日の「エボラ出血熱」対策薬の発表などを受けて活況高となり、6月末に株式分割を行うペプチドリーム<4587>(東マ)も続伸。MERS(中東呼吸器症候群)関連株は朝寄り後に売買交錯となったが、前引けにかけては韓国での感染拡大報道などを受けて値を戻す銘柄が増えた。

 本日は2銘柄が新規上場となり、4月30日の2銘柄上場以来、中断状態だったIPO(新規上場・公開)が再開された。スマートバリュー<9417>(JASDAQ)はNTTドコモ(9437)のドコモショップ事業などを展開し、前場は公開価格1580円に対し70%高の2686円の買い気配。

 ヘリオス(4593、東証マザーズ)は理研(理化学研究所)発の創薬企業で、公開価格1200円に対し9時40分に1470円で初値がつき、高値は1760円、前引けは1600円。

 東証1部の出来高概算は10億5495万株、売買代金は1兆1287億円。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は491銘柄、値下がり銘柄数は1243銘柄となっている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る