【株式市場】日経平均は前引けにかけ一時1049円安、米・イラン緊張の可能性など懸念

◆日経平均は2万7980円87銭(983円21銭安)、TOPIXは1896.98ポイント(49.58ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億4648万株

 6月21日(月)前場の東京株式市場は、イランでの対米強硬派の大統領誕生、NY株の大幅安などを受け、株価指数の先物が先行安し、日経平均は457円安で始まった後も大きく下げ続けた。11時過ぎには1048円99銭安(2万7915円09銭)まで下押し、日経225銘柄の中で値上がりしているのは日清紡HD<3105>(東1)たたひとつという場面も。その後、前引けにかけては70円ほど持ち直した。

 タムラ製作所<6768>(東1)やトレックス・セミコン<6616>(東1)が出資先ベンチャー企業の次世代半導体材料開発、政府の1000億円規模の先端技術開発基金構想などを受けて逆行高。フュートレック<2468>(東2)は信用取引規制の解除を受けて月初の音声認識技術の採用などを好感した急伸相場が再燃。プレミアアンチエイジング<4934>(東マ)は7月決算への期待を映しやすい水準まで株価の調整が進んだとされて急反発。シキノハイテク<6614>(JQS)は自動車向け半導体事業が繁忙とされ今年3月に上場して以来の高値を更新。

 東証1部の出来高概算は6億4648万株、売買代金は1兆4302億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は166銘柄、値下がり銘柄数は1985銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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