【株式市場】半導体株など高いが日経平均は後場ほとんど動きなく小幅安、TOPIXも小安い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8874円89銭(9円24銭安)、TOPIXは1948.14ポイント(10.39ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億4436万株

 6月23日(水)後場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東1)が一段ジリ高となるなど、半導体株が引き続き強く、JR東海<9022>(東1)や三越伊勢丹HD<3099>(東1)が一時堅調になるなど、ワクチン接種者拡大御を展望する動きも根強い。ただ、日経平均は14時半過ぎまで高値・安値の差が50円弱にとどまり、前日終値をはさんで小浮動を続け、大引けは軟調で小幅反落。TOPIXも軟調で反落となった。

 後場は、米NASDAQ最高値などを受け東京エレク<8035>(東1)が一段ジリ高を継続。日立建機<6305>(東1)は14時過ぎか急動意となり、日立製<6501>(東1)の株主総会での親子上場に関する見解が材料視されたとの見方。川崎近海汽船<9179>(東2)も親子上場を巡る思惑や川崎汽船<9107>(東1)の業績予想増額修正が材料視され一段と強含み。データホライゾン<3628>(東マ)は株式3分割など好感されストップ高。ズーム<6694>(JQS)は「YouTube」や「TikTok」にアップするための需要が根強いとされて一段高となり上場来の高値を更新。

■3銘柄が新規上場

 23日は3銘柄が新規上場となり、ドリームベッド<7791>(東2)は取引開始から12分後に1350円(公開価格は1460円)で初値がつき、高値は前場の1357円、後場は売買交錯となり大引けは1256円。

 アイ・パートナーズフィナンシャル<7345>(東マ)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値で上げる場合の本日上限、公開価格3120円の2.3倍の7180円で買い気配。

 アイドマ・ホールディングス(アイドマ・HD)<7373>(東マ)は買い気配を上げ続け、午前11時26分に3430円(公開価格1930円の44%高)で初値がつき、高値は前場の3760円、後場は一進一退となり大引けは3600円となった。

 東証1部の出来高概算は9億4436万株(前引けは4億8588万株)、売買代金は2兆2856億円(同1兆1840億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は812(前引けは858)銘柄、値下がり銘柄数は1272(同1179)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは8業種)が値上がりし、値上がりした業種は、鉱業、倉庫運輸、石油石炭、精密機器、ゴム製品、にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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