佐川急便はEC事業者向けサービス「スマートAIタッガー」の提供を開始

■EC事業者の業務効率化と、商品検索時のアクセス率向上を実現

 SGホールディングス<9143>(東1)グループの佐川急便とLISUTOは、2021年4月、資本業務提携を締結している。

 LISUTOは、すでに展開する「AIタッガー」を、初めてOEM方式で佐川急便に供給することになった。

 佐川急便はそれを受け、新たに「スマートAIタッガー」の名称で、6月1日、関東エリアを皮切りにEC事業を展開する全国の顧客などに販売を開始した。

 LISUTOはイスラエルに開発拠点を構え、『商品とユーザーの出会いをつくる』ことをミッションに、高精度の自動処理や、大量の情報を一度に分類・抽出・マッピング・多言語変換する独自開発の最先端AI技術を有している。

 特に、商品カタログや商品データの構造化に関する深い専門知識を組み合わせた、EC特化型のAIシステム開発を行っており、すでに「AIタッガー」などのサービスを展開し、多くの顧客に好評価を得ている。

 佐川急便は、EC事業者のサポートを目的とし、出荷支援や発送荷物のトレーサビリティ、決済サービスなどを提供する「スマートクラブ for business」や、自社サービス機能の一部を外部に開放するAPI連携を活用したサービス展開「スマートAPI」などにより、顧客の課題解決に結びつく各種サポートサービスを展開しているが、「スマートAIタッガー」を新たに始めることで、多くのEC事業者に事業効率化や商品検索時のアクセス率向上などのメリットをもたらすことができる。

 今後は、佐川急便の全国の顧客基盤を活用して、国内だけでも数万店を超える大手ECモールの出店者や自社ECサイトの運営者を対象に、関東エリアを皮切りにサービス展開し、本年夏からは主要都市へ展開する。さらに年内を目途に全国へ向け展開を進めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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