【株式市場】資源株など高いが日経平均は後場再び小動きとなり大引けは小幅高、TOPIXは軟調

東京証券取引所

◆日経平均は2万8875円23銭(34銭高)、TOPIXは1947.10ポイント(2.04ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少なく8億4248万株

 6月24日(木)後場の東京株式市場は、味の素<2802>(東1)やハウス食品G本社<2810>(東1)がステイホーム効果への期待などを受けて一段と強含み、石油資源開発<1662>(東1)は原油高、三井金<5706>(東1)は銅市況高などで強含んだ。ただ、日経平均は前場の高値(60円45銭高の2万8935円34銭)を抜けず、13時半過ぎからは軟化しながら一進一退を続け、大引けは小幅高で前日比反発となった。TOPIXは軟調で続落した。

 後場は、ディー・エル・イー<3686>(東1)が一段都上げ幅を広げ、ジリ高となり、ご当地キャラクターによる地域活性化の可能性を探る朝日放送(ABC)グループ主催のオンライン会合で指南役とされて活況高。さいか屋<8254>(東2)は14時過ぎから急伸し、親会社からの資金融通などの発表が好感され一時ストップ高。クエスト<2332>(JQS)とティアンドエス<4055>(東マ)は旧東芝系半導体メーカー、キオクシアの上場観測が思惑材料とされ一段高。

 ■4銘柄が新規上場

 新規上場のベイシス<4068>(東マ)は大引けまで買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げた場合の本日上限に当たる公開価格2040円の2.3倍の4695円で買い気配。

 同じくHCSホールディングス<4200>(JQS)は取引開始から43分後に公開価格1800円を23%上回る2210円で初値をつけ、高値は前場の2278円、後場はダレ模様になり大引けは1890円。

 同じくアルマード<4932>(JQS)は取引開始から6分後に861円(公開価格880円)で初値がつき、程なく公開価格を上回った。後場は一段高となり、995円で高値引け。

 同じくセレンディップ・ホールディングス<7318>(東マ)は買い気配を上げ、10時26分に公開価格1130円を47%上回る1656円で初値をつけ、高値は前場の1753円、後場はダレ模様となり大引けは1376円。

 東証1部の出来高概算は少なく8億4248万株(前引けは4億1011万株)、売買代金は1兆9475億円(同9804億円)。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は924(前引けは1107)銘柄、値下がり銘柄数は1155(同943)銘柄。

 また、東証33業種別指数は15業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、鉱業、非鉄金属、情報通信、精密機器、石油石炭、パルプ紙、輸送用機器、銀行、その他製品、卸売り、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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