【株式市場】米大型インフラ投資など好感され日経平均は朝方299円高のあと一進一退だが上げ幅保ち大幅高

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9093円00銭(217円77銭高)、TOPIXは1960.25ポイント(13.15ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく4億2403万株

 6月25日(金)前場の東京株式市場は、バイデン米大統領の大型インフラ投資政策とNYダウ大幅高、S&P500とNASDAQ最高値などが好感され、鉄鋼株などが再び活況高。一方、トヨタ自<7203>(東1)や東京エレク<8035>(東1)などは高寄りしたあと伸びきれず、日本郵船<9101>(東1)は程なく軟調に転換。日経平均は寄り後の298円94銭高(2万9174円17銭)を上値に一進一退となった。中盤にダレたものの前引けは再び上げ幅を200円台に広げた。

 オイシックス・ラ・大地<3182>(東1)は再び一段高となり、家電大手による調理家電をコアとするレシピ、食材配達、料理教室などの総合展開が追い風とされ高値を更新。大黒屋HD<6993>(東2)はブランドバッグのシェアリングなどの新事業に期待強いとされ再び一段高。フルッタフルッタ<2586>(東マ)は果物盛り合わせの宅配地域7月拡大などが材料視され出直り拡大。オプトエレ<6664>(JQS)は業績予想の増額修正などが好感され急伸。

 新規上場の日本電解<5759>(東マ)は取引開始とほぼ同時に公開価格1900円と同じ値段で初値がつき、その後1956円まで上げ、前引けは1880円。

 同じくステムセル研究所<7096>(東マ)は、買い気配を上げ、午前11時15分現在に4830円(公開価格2800円の73%高)で初値がつき、その後4845円まで上げ、前引けは4200円。

 東証1部の出来高概算は少なく4億2403万株、売買代金は1兆191億円。1部上場2193銘柄のうち、値上がり銘柄数は1610銘柄、値下がり銘柄数は461銘柄。

 また、東証33業種別指数は30業種が値上がりし、鉄鋼、非鉄金属、鉱業、石油石炭、機械、電機機器、ゴム製品、金属製品、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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