【チャート診断】ジェイ・エフ・イーHDは25日線攻防、週足は上昇基調キープ

チャート診断

ジェイ エフ イー ホールディングス<5411>(東1・売買単位100株)は、去る、4日に3081円と年初来高値を更新後、調整入り。足元では25日線攻防の展開となっている。一方、週足では13週線で下げ止まり上昇基調は崩れていない。

2002年にNKKと川崎製鉄が経営統合してスタートした。子会社の「JFEスチール」が鉄鋼事業、「JFEエンジニアリング」がエンジニア事業、「JFE商事」が商社事業をそれぞれ手掛ける。粗鋼生産は国内2位、世界第10位。グループ従業員約6万名、年商約3兆8000億円で鉄鋼がほぼ半分を占める。

発行済株式数は約6億1450万株の超大型銘柄。ROEでは新日鐵住金に劣るが売買単位1000株の新日鐵住金に比べ100株単位でマーケット人気は高い。金融相場で動く習性がある。

 2002年のHD上場時は1300円程度だったが2007年に中国ブーム人気で8790円の高値をつけた。2012年9月の941円まで下げ底打ち、2013年1月に月足で24カ月を線抜いて買い転換となり緩やかな上昇相場を続けている。信用の倍率は約2.4倍、ジリ高が続こう。

量的金融緩和の1度目と2度目の時に出来高が急増した。今後、3度目の緩和有無がポイントとなるだろう。さらに、ROE10%が見えれば、金融相場を離れ実力展開の可能性はありそうだ。

前3月期は3年前に比べ売上1ケタ増だが、営業利益は5.0倍で最高益。3年前赤字だった純益も向上し年20円配当から年60円配当としている。原燃料安効果で今期業績は続伸の見通し。

業績伸長でジリ高相場を想定し押し目買い。量的緩和実施なら上げに勢いも予想されるが4000円がフシ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る