上場2日目の日本電解はストップ高、三井金の極薄銅箔増産報道など材料視される

■電解銅箔の製造・販売を行い今期の売上高29%増を見込む

 上場2日目の日本電解<5759>(東マ)は6月28日、ストップ高の2367円(400円高)で売買されながら買い気配を続け、一段高となっている。電解銅箔の製造・販売を行い、今期大幅増益の見込み。加えて、上場初日の夕方、三井金属<5706>(東1)がスマートフォンなどの部品になる極薄銅箔を増産と伝えられ、一段と注目が強まる形になった。

 電解銅箔の製造・販売を行い、6月25日に新規上場。初値は公開価格と同値の1900円だったが、大引けは強含んで1967円だった。この日の日本経済新聞夕刊が、「三井金属は上尾事業所で、スマートフォンなどの部品になる極薄銅箔の生産能力を50万平方メートル増強し、月産200万平方メートルにした。高速通信規格5Gの本格的な普及に伴って需要が伸びている」などと伝えたことを材料視する動きがあるようだ。

 日本電解の22年3月期の業績予想(連結、会社発表)は、売上高を188.60億円(前期比29.3%増)、営業利益は13.04億円(同147.5%増)、当期純利益は8.73億円(同351.9%増)としている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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