大阪油化は半導体製造や新薬開発にかかわる受託拡大の期待が再燃し出直り強める
- 2021/6/28 13:57
- 業績でみる株価
■精密蒸留技術による受託蒸留事業を行い業績拡大の期待も
大阪油化工業<4124>(JQS)は6月18日の後場、13時を過ぎて5%高の2653円(134円高)前後で推移し、6月22日につけた戻り高値2772円に向けて出直る展開となっている。
精密蒸留技術による受託蒸留事業で第1四半期決算で電子材料向け案件の増加を公表しており、その後も半導体製造向けや新薬開発向けなどの分野で受注が拡大しているとの見方が出ている。
5月中旬には、第2四半期決算と一緒に今期・2021年9月期の業績予想の増額修正も発表。この直後は株価が水準を一段下げたが、6月に入ると下げを完全に回復して年初来の高値3000円(4月1日)をうかがう展開になった。次世代半導体の開発や新型コロナ薬などの新薬開発は政府の重点施策とあって事業への追い風が期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)