ミロク情報サービスグループはカチエル社と資本業務提携、税理士・会計事務所・中小企業の業務効率化・事業承継支援強化

■税理士・会計事務所向けの各種コンテンツ・サービスを拡充

 財務・会計システムと経営情報サービスを開発・販売するミロク情報サービス(MJS)<9928>(東1)と、子会社で中小企業の事業承継・事業継続を支援するMJS M&Aパートナーズ(mmap)は、税務・会計を中心としたコンテンツの提供や士業事務所の経営支援サービスを提供するKACHIEL(カチエル)と資本業務提携を締結したと発表。

 昨今、新型コロナウイルス感染症の拡大や働き方改革の推進により、経済・社会のデジタル化が急速に進展している。また、事業環境の変化に合わせ、各企業はこれまで以上に迅速な経営判断が求められている。

 こうした中、MJSグループは、2025年度グループ売上高550億円、経常利益125億を経営目標に掲げ、既存事業領域である会計事務所、中堅・中小企業に対するERP事業の進化に加え、今回新たな事業領域となる中小企業・小規模事業者のDX化を実現する「統合型DXプラットフォーム」の構築に取り組んでいる。ソリューションとデジタルマーケティングを融合した同プラットフォームを通じ、DX化を推進することで、顧客の抱える経営課題を解決し、生産性向上や競争力強化、イノベーションの創出を支援する総合的なソリューションサービスの提供を目指していく。

 同資本業務提携により、MJSグループとカチエルのノウハウやサービスを融合することで、税理士・会計事務所向けの各種コンテンツ、サービスを拡充するとともに、会計事務所とのパートナーシップをより強化し、中小企業、小規模事業者の事業継続、成長を支援していく。

 税理士、会計事務所、中小企業及び中小企業経営者に対する下記分野において、MJSグループとカチエルそれぞれが有する経営資源、経営ノウハウを有効活用し、より付加価値の高いサービス提供を図っていく。

(1)会計事務所及び中小企業向け業務効率化サービス分野
(2)有料セミナー、コンテンツサービス分野
(3)人材採用支援サービス分野
(4)事業承継またはM&A等の手法による経営課題解決サービス分野における業務提携

 カチエルは、税理士・会計事務所に対して、幅広い専門知識や税務ノウハウの一層の向上を支援するためのコンテンツサービスを拡充する。それらのコンテンツサービスを統合型DXプラットフォームに融合させ、よりUI/UXの優れた付加価値の高いサービスとして税理士や会計事務所の職員に提供する予定。

 また、MJSの子会社でデジタルマーケティング支援、マーケティングプラットフォームを提供するトライベックとともに、CX(Customer Experienceの略。顧客体験)の向上とカスタマーサクセスの実現に向けて、より発展的な事業展開をサポートするコンシェルジュサービスの確立等の検討を進め、顧客の満足度向上とさらなる事業成長を継続的に支援していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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