ウシオ電機は予想営業利益8割増額修正など好感され2008年以来の2000円台に進む

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■半導体向けランプなど想定を大きく上回りシネマ用ランプ回復

 ウシオ電機<6925>(東1)は6月30日、急伸一段高となり、取引開始から25分後には13%高の2015円(225円高)まで上げて2008年以来の2000円台に進んだ。業績予想の大幅な増額修正を発表し、注目集中となっている。

 6月29日野取引終了後、業績予想の大幅な増額修正を発表し、今期・2022年3月期の連結営業利益は従来予想を80.0%上回る90億円の見込み(前期の11.8倍)とした。

 米欧などで新型コロナワクチン接種などが進むにつれて映画館の営業制限解除が想定以上に進み、シネマ用ランプの販売が増加する見通しとなったこと、また、巣ごもり需要が当初の想定より継続し、液晶パネル需要の好調が続いていること、半導体市場などでのリプレイスランプ需要が想定を大きく上回る水準で推移していること、などが要因とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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