【株式市場】NY株高に反応鈍く日経平均は朝方の42円高を上値に次第安

◆日経平均は2万8640円22銭(151円31銭安)、TOPIXは1935.42ポイント(8.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億915万株

 7月1日(木)前場の東京株式市場は、米S&P500種の5日連続最高値に反応薄となり、鉄鋼株や造船株が重く、半導体関連株も信越化学<4063>(東1)は高いが高安混在となった。新型コロナワクチンの接種ピッチ鈍化懸念などがあるようで、日経平均は取引開始直後の41円64銭高(2万8833円17銭)を上値に軟化し、前引けにかけて下げ幅150円台となった。

 中で、MS&ADインシュアランスG・HD<8725>(東1)などの損保株が出直りを強め、自動車事故率の低下など材料視。パイプドHD<3919>(東1)は四半期決算と業績予想の増額修正などが好感され急伸。ジーネクスト<4179>(東マ)は米ジェネシスグループへの製品採用などが材料視され一時ストップ高。INEST<3390>(JQS)は光通信を引受先とする増資などが材料視され急伸。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億915万株、売買代金は9966億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は867銘柄、値下がり銘柄数は1163銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、空運、鉱業、保険、パルプ紙、機械、水産農林、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る