トシン・グループは今期の経常利益5.5%増を予定するなど増収増益を見込む

■前5月期は新型コロナの影響大だが売上高5.2%減にとどまる

 トシン・グループ<2761>(JQS)は7月2日午前11時に2021年5月期の連結決算を発表し、新型コロナの影響が大きかったにもかかわらず、売上高は前期比5.2%減にとどまり406.28億円となった。経常利益は同20.4%減の22.73億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同23.2%減の14.61億円だった。

 新型コロナウイルスの感染拡大による、再三にわたる緊急事態宣言の発令や延長により、経済活動が大きく制約され、電設資材卸売業界においては、新設住宅着工戸数の2期連続の大幅減、リフォーム、リニューアル需要の減少など、非常に厳しい事業環境で推移した。

 ただ、今期・22年5月期は、社員のワクチン接種を積極的に推奨し、今まで以上に感染対策を徹底することで、得意先にとっても、安心、安全な営業活動ができる体制作りを推進するほか、地域密着の営業活動による小口多数販売を引続き推進することなどで、連結業績予想を売上高412億5千万円(前期比1.5%増)、経常利益23.97億円(同5.5%増)、親会社株主に帰属する純利益15.40億円(同5.3%増)を予定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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