【株式市場】米S&P500連続最高値など好感され日経平均は一時142円高まで上げ堅調に推移

東京証券取引所

◆日経平均は2万8791円10銭(84円06銭高)、TOPIXは1953.90ポイント(14.69ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億4686万株

 7月2日(金)前場の東京株式市場は、新型コロナワクチン接種を巡る停滞感があった一方、NY株のS&P500種指数6日連続最高値などを受け、日経平均は取引開始直後の18円41銭安(2万8688円63銭)を下値に切り返し堅調推移となった。ブリヂストン<5108>(東1)がブラジル工場の設備増強屋為替の円安などを受けて上げ、ソニーG<6758>(東1)もしっかり。日経平均は中盤に142円28銭高(2万8849円32銭)まで上げ、前引けはダレたが堅調で反発基調。マザーズ指数も反発基調となった。

 インプレスHD<9479>(東1)が次第高の急伸となり富士山の2年ぶり登山解禁で山岳情報誌に追い風との見方。リニカル<2183>(東1)は新型コロナに抗寄生虫薬「イベルメクチン」が効くとの海外情報を受け関連株とされ一時急伸。東北銀行<8349>(東1)はフィデアHD<8713>(東1)との経営統合発表が材料視され活況高。黒田精工<7726>(東2)は「ボールねじ」が半導体製造装置用に好調とされ一段高。ソレイジア・ファーマ<4597>(東マ)は開発品「SP-02」の日本での承認申請が好感され朝安を切り返して戻り高値に顔合わせ。アイビー化粧品<4918>(JQS)は引き続き破骨細胞に関する同社研究員の論文発表などが材料視され連日ストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億4686万株、売買代金は1兆316億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は1806銘柄、値下がり銘柄数は305銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種が上げ、鉱業、ゴム製品、空運、水産農林、保険、不動産、パルプ紙、倉庫運輸、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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