パイプドHDが一段高、引き続き業績予想を増額修正など好感され、東京都議選を受けて政治・選挙情報サイト「政治山」にも注目集まる

■通期の業績予想には保守的との見方が

 パイプドHD<3919>(東1)は7月5日、一段高となり、5%高の2215円(106円高)まで上げて年初来の高値を連日更新し、昨年1月以来の2200円台に進んでいる。

 引き続き第1四半期決算と業績予想の増額修正(6月30日発表)が好感されている上、東京都議選(7月5日投開票)の結果を受け、グループ企業の(株)VOTE FORが運営する政治・選挙情報サイト「政治山(せいじやま)」の閲覧拡大などを期待して注目する様子もある。

 6月30日に発表した第1四半期決算(2021年3~5月)は、情報資産プラットフォーム「スパイラル」の好調推移などにより売上高が前年同期比33%増加し、営業利益は同94%増加した。

 業績予想の増額修正では、上期(2021年3~8月)の予想連結営業利益を従来予想比15.9%増(1.0億円増)の7.3億円とし、通期の予想は同7.1%増(1.0億円増)の15.0億円の予想とした。通期の予想については、上期の増額修正分を乗せただけの印象が強く、他の利益項目もほぼ同様。このため、通期予想は保守的過ぎるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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