ユーグレナは胃がんマウスに効果との発表に注目集まり後場一段と強含む

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■乾燥粉末を投与、東京大学大学院との共同研究で

 ユーグレナ<2931>(東1)は7月5日の後場、一段と強含んで始まり、後場寄り後は5%高に迫る974円(42円高)まで上げて戻り高値に進んでいる。同日午前、「ユーグレナ」の乾燥粉末を、胃がんのマウスに投与した結果を発表し、注目が集まっている。

 発表によると、東京大学大学院・農学生命科学研究科の平山和宏教授、角田茂准教授らとの共同研究により、微細藻類ユーグレナの乾燥粉末が、将来胃がんに進展すると予想される胃粘膜の炎症を抑制することを示唆する研究成果を確認した。

 胃がんを自然発症する疾病モデルマウス(胃がんモデルマウス)を用いて、ユーグレナの経口摂取が胃がんの初期過程に及ぼす影響について検討した結果、3週間にわたる投与で、正常なマウスに比べて胃がんモデルマウスの胃粘膜で顕著に増加する炎症細胞の数が有意に減少した。発現が異常に亢進することが知られているサイトカインやケモカインなどの遺伝子発現も抑制した。胃粘膜の異形成や細胞の増殖には明らかな効果を示さなかった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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