ユーグレナが4日続伸、幼児のアトピーに対する研究結果など注目され、買い材料がバイオジェット燃料から拡大する様子
- 2021/7/7 12:39
- 材料でみる株価
■バイオ燃料で6月に下げ止まり7月は胃がん・アトピーで一段高
ユーグレナ<2931>(東1)は7月7日、朝方の971円(17円安)を下値に切り返し、1025円(37円高)まで上げて4日続伸基調となっている。5日付で、「微細藻類ユーグレナ含有飲料の継続摂取が、幼児のアトピー性皮膚炎症状を軽減させることを示唆する研究成果を確認」と発表。注目材料視された。
同社株は6月2日の810円を下値に下げ止まり、徐々に持ち直し、7月に入って出直りを強めている。6月初は、国交省が保有・運用する飛行検査機が同社のバイオジェット燃料で初飛行と発表し、6月下旬にはホンダ<7267>(東1)のホンダジェットでバイオジェット燃料『サステオ』を初使用、と発表し注目された。
その後、7月2日には「ユーグレナ」の乾燥粉末を胃がんマウスに投与した結果を発表、5日は幼児のアトピー性皮膚炎や排便、睡眠の改善に関する結果も発表。市場関係者の中には、買い材料がバイオジェット燃料にとどまらず医学の分野にも拡大してきたと見て注目を強める様子がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)