ミロク情報サービスは後場も活況高、持分会社を米グーグルが買収と伝えられ、がぜん材料含みに
- 2021/7/9 13:13
- 株式投資ニュース
■保有株を譲渡する・しないにかかわらず買い材料の見方も
ミロク情報サービス<9928>(東1)は7月9日の後場、1625円(84円高)で始まり、前場に続いて大きく出直ったまま活況高となっている。米グーグルが日本のスマホ決済会社pring(プリン、東京都港区)を買収して金融事業に参入すると同日付の日本経済新聞朝刊が伝え、ミロク情報サービスはpring社に出資するとしたため、がぜん材料含みとなった。
■スマホ決済会社pringを買収し金融事業に参入と
ミロク情報サービスは午前10時30分過ぎ、「一部報道について」を発表し、「当社の持分法適用関連会社である株式会社pringの株式譲渡に関する報道がありました。これは当社が発表したものではなく、(中略)保有株式に関する決定事実はございません。現在、事業投資戦略において、さまざまな可能性について協議を行っておりますが、開示すべき事項が生じた場合には速やかに公表いたします」とした。
株式市場関係者からは、予想として、ミロク情報サービスがpring社の株式を譲渡する場合は譲渡益が見込め、しない場合でもグーグルの新事業に間接的にかかわることになるため期待でき、どちらにしても買い材料になる、との見方が出ている。
また、同報道でpring社の共同設立にかかわったと伝えられたメタップス<6172>(東マ)は買い気配のままストップ高となっている。同報道は8日の夕方に電子版で速報され、メタップスは投資対象として小型・軽量株妙味を発揮する形になった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)