澤藤電機が大きく反発、「アンモニアから水素精製」「ワクチン保冷庫」などの注目分野あり見直し早い

銘柄フラッシュ

■高値から3ヵ月を経過し日柄調整一巡感も

 澤藤電機<6901>(東1)は7月12日、大きく反発し、後場寄り後は8%高の2166円(161円高)をつけて4日ぶりに2100円台を回復している。アンモニアから水素を生成するシステムやワクチンなど輸送用の保冷庫など、注目されやすい分野の研究開発や製品を持ち、全体相場の反発とともに早速見直される形になっている。

 プラズマ反応容器でアンモニアから99.999%の高純度水素の生成を達成した「水素生成装置及び水素生成装置を備えた燃料電池システム」がある。また、今年2月には、マイナス20℃連続運転するバイオ医薬品やワクチン等の輸送用「定温輸送保冷庫」の開発を発表し、年初来高値2683円(21年3月18日)に向かう原動力となった。このところは6月下旬から下げ止まり下値固めとなっており、高値から3ヵ月を経過し日柄調整は一巡したとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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