【株式市場】円の反発基調が強まり主力株を中心に反落だが好業績株や材料株は活況

株式市場

◆日経平均の前引けは1万7813円38銭(122円26銭安)、TOPIXは1436.09ポイント(11.49ポイント安)、出来高概算(東証1部)は21億3562万株

チャート1 9日後場の東京株式市場は、円の反発基調が強まり、昨日夕方から1円近い円高の1ドル120円30銭台になったため手控え感が強まり、前場は高かったブリヂストン<5108>(東1)などが軟調になるなどで日経平均は14時にかけて一時162円34銭安(1万7773円30銭)まで下げる場面があった。野村ホールディングス<8604>(東1)など、証券株にも一段軟調にな銘柄があり、ソニー<6758>(東1)は米国で同社グループ企業にサイバー攻撃をかけたと主張する組織が、北朝鮮の金正恩第1書記をテーマにしたコメディー映画「ザ・インタビュー」の公開中止を要求したことが分かったと伝えられ、後場も安い。半面、好業績株や材料株の物色は活発で、カプコン<9697>(東1)はソニー(6758)のプレイステーション4と通常のパソコンから対戦できる新ゲームを好感して急反発となり、TASAKI<7968>(東1)は10月決算の見込みを昨日増額修正したことが好感されて急伸し高値を更新、コメ兵<2780>(東2)はSMBC日興証券の投資判断が言われて高値に進み、ユナイテッド<2497>(東マ)は待ち受け画面アプリのダウンロード数拡大などが言われて急伸、ガーラ<4777>(JQS)は英語圏へのゲーム配信準備期待とされてストップ高となった。

東証1部の出来高概算は21億3562万株(前引けは9億2893万株)、売買代金は2兆3740億円(同1兆245億円)。1部上場1848銘柄のうち、値上がり銘柄数は380(同535)銘柄、値下がり銘柄数は1378(同1151)銘柄。

また、東証33業種別指数は4業種が値上がり(前引けは7業種が値上がり)し、値うえがりした業種は、食料品、電力・ガス、銀行、陸運となった。

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