【株式市場】円高や新型コロナ感染者数の増加が気にされ日経平均は次第安のまま一時267円安まで下押す

◆日経平均は2万8343円83銭(264円66銭安)、TOPIXは1946.37ポイント(16.79ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億6250万株

 7月15日(木)前場の東京株式市場は、米金利を受けて円相場が早朝から円高気味になり、半導体株や自動車、機械株などが総じて安い。小高く始まったTDK<6762>(東1)も上値が重く強もみ合い。新型コロナ感染者数の増加も気にされ、日経平均は69円安で始まり、時間とともに下げ幅を広げ、前引け間際には267円28銭安(2万8341円21銭)まで下押した。

 日本水産<1332>(東1)が新型コロナ感染者数の増加による冷凍食品需要の増加期待などで出直りを強め、IDOM・HD<7599>(東1)は業績予想の増額修正などが好感されて急伸。カーチスHD<7602>(東2)は類似業態のため連想買いとされて急伸。ツインバード工業<6897>(東2)はテレビ東京で紹介されたことなどで一段と出直り拡大。バリュエンスHD<9270>(東マ)は四半期決算など見直されたとされ急伸。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億6250万株、売買代金は9904億円。1部上場2192銘柄のうち、値上がり銘柄数は580銘柄、値下がり銘柄数は1480銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、水産農林、倉庫運輸、鉄鋼、空運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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