■『レストラン街ご優待券』は現行の5%引きから同10%引きに
近鉄百貨店<8244>(東1)は7月15日の前場、3160円(20円高)まで上げたままこの値で前引けとなり、小幅だが高値引けとなった。14日は日々ベースで安かったが始値から90円上げて陽線。13日の夕方、株主優待制度の拡充を発表し、買い意欲の旺盛さが示されたとの見方が出ている。
7月13日の夕方、株主優待制度の拡充を発表し、「株主様お買物優待カード」については、利用時の決済手段を現行の現金、百貨店商品券以外に拡大し、近鉄クレジット(外商)カード、KIPSクレジットカード、スマートフォン決済、電子マネーなどのキャッシュレス決済を利用可能にする。実施時期は2021年12月1日からとした。
同時に、「株主様ご優待クーポン券」の割引率、贈呈枚数も拡大し、同クーポン券の中の『レストラン街ご優待券』については、割引率を現行の5%から10%に拡大し、枚数も現行の5枚から10枚に増やす。
また、同クーポン券の中の『無料駐車1時間延長券』についても、利用店舗を現行の「あべのハルカス近鉄本店」のみから全店に広げ、枚数も同2枚から5枚に増やす。実施時期は、2021年8月31日現在の株主に対する送付分(お届け予定時期:21年11月中)から適用する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)