ベステラは東証の「プライム」上場に向け残る1項目の基準適合を推進

銘柄 相場欄

■上場基準4項目のうち3項目は基準を満たす、一次判定で

 ベステラ<1433>(東1)は7月16日の正午前、東証が2022年4月に実施する計画で進めている上場市場の再編(新市場区分)への適合状況について発表し、「一次判定」の結果、現在の東証1部に相当する『プライム市場』の上場維持基準4項目のうち、1項目「流通株式時価総額」が不適合だったとした。

 他の3項目(流通株式数、流通株式比率、売買代金)は基準を満たしており、今後、「すべての基準の充足を目指し、『流通時価総額』の向上に取り組む」とした。

■不適合項目の解消をめざす銘柄は株高につながる可能性大

 東証は2022年4月に実施する計画で上場市場の再編を進めており、現在の4市場(東証1部、2部、マザーズ、JASDAQ)から『プライム』『スタンダード』『グロース』の3市場に見直す。これにともない、各市場の基準の適否を判定する第一次判定の基準日を21年6月30日とし、その結果を7月9日から個別に通知するとしていた。

 不適合項目のある銘柄は、一見マイナス要因のようではあるが、今後、基準に適合するような施策を打つことで株価が上がる可能性が広がっている。自社株の処分(活用)や株式分割などを行う余地があることになり、一般投資家にとっては、投資タイミングを測る余地が十分に残された妙味株になるといえる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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