JFEエンジニアリングは宇宙関連スタートアップ企業へ出資、超小型民間衛星の製造・運用技術の応用など探索
- 2021/7/17 08:54
- プレスリリース
■ビッグデータを活用したソリューション創出へ布石
JFEホールディングス<5411>(東1)グループのJFEエンジニアリングは、J&TC Frontierを通じて、宇宙関連のスタートアップ企業3社「(株)ALE」「(株)アクセルスペースホールディングス」「(株)スペースシフト」への出資を決定した。
同社は、従来の事業ポートフォリオにとらわれない新しい視点による事業の創出を目的に、東京センチュリーと共同でJ&TC Frontierを2019年に設立した。両社は世の中にイノベーションを起こすパートナーとなり得るスタートアップ企業をJ&TC Frontierを通じてリサーチしてきた。
■「宇宙」を事業領域としている3社に出資
J&TC Frontierは、衛星から得られる多種多様なデータを、防災・減災や生物多様性を確保する為に有効活用することや、超小型民間衛星の製造・運用技術の応用可能性を探索するため、「宇宙」を事業領域としている3社に出資した。
また、今回3社に出資した件とは別の取組みとして、同社はインターステラテクノロジズ社が設立したパートナーシッププログラム「みんなのロケットパートナーズ」に2020年より参加している。宇宙への人工衛星投入や、物資輸送をより確実とするためのロケット製造とロケット射場・実験場設備への技術支援を行ってきており、宇宙がより身近で有益な事業フィールドとなるよう協業を進めている。
同社は引き続きJ&TC Frontierを通じて、「DX」「ライフサイエンス」「航空・宇宙」「グリーンリカバリー」をキーワードに投資を実行し、SDGsの推進により社会課題の解決に積極的に取り組んでいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)