リコーは世界最薄・最軽量42インチ電子ペーパーを使ったソリューションの提供を開始

■図面などの大型用紙を使った作業が必要な現場のデジタル化を後押し

 リコー<7752>(東1)は、屋外などの現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しするソリューションとして、世界最薄・最軽量、世界初防塵・防水(IP65 対応)(42インチ電子ペーパー製品でバッテリー内蔵の入力・表示装置として)の42インチ電子ペーパーデバイス「RICOH eWhiteboard 4200」と、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせた商品・ソリューションを発売する。(写真=「RICOH eWhiteboard 4200」ご利用イメージ)

 近年、オフィスを中心にさまざまなシーンにおいてDXが進む一方、たとえば建築現場における屋外での図面確認など、大きな用紙を用いた業務のデジタル化はなかなか進んでいないという現状がある。手書きやペン入力が可能な電子ペーパーは10インチ程度が多く、図面サイズの電子ペーパーは表示機能に特化したものが主流。そのため、現場で紙に書き込んだ内容をオフィスや別の場所にいる関係者と共有する場合、転記や写真で対応しており、タイムリーな情報共有が難しい、手間がかかるという課題を抱えている。

 「RICOH eWhiteboard 4200」は、42インチ電子ペーパーデバイスと、ソフトウェア、クラウドサービスを組み合わせることにより、これまで紙では難しかった多拠点間での情報のリアルタイム共有、デジタルデータでの保存を実現する。デバイスは、42インチと大型ながら薄さ14.5mm、本体重量5.9kgと持ち運びが可能な世界最薄・最軽量を達成した。図面等の細かい文字や線も紙のように鮮明に見え、太陽光の下でもはっきり見える視認性や省電力に加え、世界初防塵・防水(IP65対応)、バッテリー内蔵による電源レスを実現し、屋内外問わず、さまざまな現場で使用可能。また、表示の拡大縮小や手書き入力文字のテキスト変換、カスタム辞書など、電子ペーパーのユーザビリティを高めるソフトウェアを搭載した。さらに、オプションとして、クラウドサービスを活用することにより、定型フォームのテンプレート化、ストレージ連携や遠隔共有、PC・スマートフォンからの閲覧等、社内外と連携して使用できる。

 建設現場や製造業の図面確認のほか、医療や消防、交通インフラなどの迅速性・正確性が求められるような現場での使用を想定しているす。また、今後は、顧客ニーズに応じて、より便利に使えるような各業種・業務に適した機能拡張を行う予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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