【株式市場特集】4回目の緊急事態宣言はリユース関連株への順張り投資スタンスが有力選択肢
- 2021/7/19 09:50
- 特集
■「ウイズ・コロナ株」の中古品買い取り・販売のリユース関連株の浮上
今2月期1Qの好決算を発表したリユース関連株は、好業績から株高反応となっており、中古車、ブランド品、パソコン、家電製品、ファッションなど好調に推移する中古品は多く、4回目の緊急事態宣言が発令中の巣ごもり期間は、リユース関連株への順張りスタンスが有力選択肢となりそうだ。
■好決算の四輪・二輪車株に軒並み値ごろ割安株買いが増勢
代表株のIDOM<7599>(東1)と同様に今年6月末から7月に掛けて年初来高値を更新し、なおかつ株価が割安水準にあるリユース関連株をコード番号順に列挙すると次の通りとなる。ホンダ系の新車・中古車販売のICDA<3184>(東2)、中古車情報サイトのプロトコーポレーション<4298>(東1)、中古車輸送のゼロ<9028>(東2)、ニュージーランド向け中古車輸出のオプティマス<9268>(東2)となる。また東葛ホールディングス<2754>(JQS)は、8月5日発表予定の今3月期第1四半期決算を先取りして前週末16日のジャスダック市場の値上がり率ランキングの第22位と買われた。
中古二輪車の買い取り・販売会社も外せず、今年6月30日に今11月期業績を上方修正を発表したバイク王&カンパンニー<3377>(東2)が、本命株となり、同業他社のアークコア<3384>(名セ)も、今年7月12日に発表した今2月期第1四半期決算が黒字転換したことで年初来高値を更新した。今12月期業績を上方修正した二輪車補修部品のデイトナ<7228>(JQS四輪)を含め、四輪車・二輪車関連の割安株は、値ごろ的にも手掛けやすい銘柄が多いだけに、より内需系のバリュー株人気を高めよう。
■まんだらけと買取王国が双璧で人気TV番組への露出効果もサポート
ブランド品、パソコン、家電製品、ファッションなどのリユース関連株では、前週末16日にともに年初来高値を更新したまんだらけ<2652>(東2)と買取王国<3181>(JQS)が双璧となる。まんだらけは、6月30日に開示した今年5月の月次売上高が、3カ月連続で2ケタ成長したことが買い手掛かりとなり、買取王国は、今年7月15日に開示した今2月期第1四半期業績が大幅増益となったことで16日は一時ストップ高まで買い進まれている。
この2銘柄は、PER的にやや割高となっているが、低PER評価のリユース関連株をコード番号順に上げると、ハードオフ<2674>(東1)、コメ兵ホールディングス<2780>(東2)、ユーユーレンティア<7081>(JQS)、レクスト<7697>(JQS)などと続く。ブランド品の高額買い取りは、テレビの女性向けのワイドショーの人気番組となっており、テレビの露出効果も株価のサポート材料として期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)