シナネンHDのグループ会社が埼玉県富士見市でシェアサイクル実証実験を開始

■7月中旬頃から2023年3月31日まで

 シナネンホールディングス<8132>(東1)は、同社グループ会社でシェアサイクル「ダイチャリ」を展開するシナネンモビリティPLUS株式会社(モビリティPLUS)が埼玉県富士見市と「富士見市シェアサイクル事業の実証実験に関する基本協定書」を7月9日に締結し、7月中旬以降にシェアサイクル事業の実証実験を開始すると発表した。(写真=モビリティPLUS代表取締役社長 三橋美和、富士見市長 星野光弘)

 同実証実験では、シェアサイクルが公共交通の機能の補完・代替、放置自転車等の課題、スマートムーブの推進、地域の活性化に有効であると考えられている中で、その有効性及び課題を検証する。7月中旬以降順次、市役所や公民館、鶴瀬駅、ふじみ野駅、周辺公園など約20箇所程度を皮切りにシェアサイクルの貸し出し・返却拠点のステーションを設置し、シェアサイクルの実証実験を開始する。

 モビリティPLUSは同実証実験において、OpenStreet株式会社(東京都港区)が提供するシェアサイクルプラットフォーム「HELLO CYCLING」を活⽤したシェアサイクル「ダイチャリ」の運営及び、コンビニエンスストアやスーパー、ドラッグストアなど民間企業と連携したステーションの開拓、シェアサイクル事業の実施に係る関係事業者との調整といった役割を担う。

 シェアサイクルの利用にあたっては、スマートフォンやタブレットなどを利用して、ステーションの検索や、自転車の利用予約から決済まで、一連の手続きが簡単に行うことができる。また、富士見市内に限らず「HELLO CYCLING」の「ステーション」があれば全国どこでも自転車を貸出・返却することができる。近隣のさいたま市や志木市、ふじみ野市では既に約400か所(2021年6月末時点)のステーションが設置されており、地域を超えた広域的な利用が見込まれ、新たな都市の交通システムとして定着することを目指すとしている。実証実験期間は2021年7月中旬頃から2023年3月31日までを予定している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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