【銘柄診断】ブランディングテクノロジーは下値固め完了、22年3月期黒字転換予想
- 2021/7/26 14:56
- 銘柄診断
ブランディングテクノロジー<7067>(東マ)はブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開している。22年3月期は新型コロナ影響が和らいで増収・黒字転換予想としている。DXの流れも背景として収益改善を期待したい。株価は安値圏でやや軟調だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。
■ブランド事業やデジタルマーケティング事業を展開
「ブランドを軸に中小・地方企業様のデジタルシフトを担う」をミッションに掲げて、オウンドメディア制作・運用やコンテンツ制作などのブランド事業、ネット広告などのデジタルマーケティング事業、Webサイト制作・運用などのオフショア関連事業を展開している。
営業強化に向けてパートナー戦略を推進している。20年10月にはガゼルキャピタルと業務提携、20年11月にはヘッドウォータースと業務提携、21年3月にはオークファンと業務提携、21年4月には新大陸社と業務提携、リビン・テクノロジーズ<4445>と業務提携、21年5月にはイードアと業務提携した。
■22年3月期は増収・黒字転換予想
22年3月期連結業績予想は売上高が21年3月期比13.1%増の50億円、営業利益が50百万円の黒字(21年3月期は1億14百万円の赤字)、経常利益が46百万円の黒字(同1億16百万円の赤字)、親会社株主帰属当期純利益が31百万円の黒字(同42百万円の赤字)としている。
売上は21年3月期後半から回復基調であり、22年3月期は新型コロナ影響(営業活動制約による新規顧客の獲得減少、既存顧客の広告出稿停止など)が和らいで増収・黒字転換予想としている。業界特化のノウハウをベースとしてアライアンス強化や新サービス開発を推進する方針だ。
7月20日には、撮影した空間をWeb上に3Dで表現するMatterport(提供マターポート社)を活用し、バーチャルでの店舗や内覧・展示会を再現するマターポート撮影パッケージをリリースしている。DXの流れも背景として収益改善を期待したい。
■株価は下値固め完了
株価は安値圏でやや軟調だが下値固め完了感を強めている。出直りを期待したい。7月21日の終値は1193円、時価総額は約19億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)