【株式市場】日経平均は後場ダレ模様に転じるがNY最高値など好感され大幅高で2日続伸

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7833円29銭(285円29銭高)、TOPIXは1925.62ポイント(21.21ポイント高)、出来高概算(東証1部)は9億6681万株

 7月26日(月)後場の東京株式市場は、がん併用療法の米国承認を発表したエーザイ<4523>(東1)は一段ジリ高となったが、前場上げた日本製鉄<5401>(東1)などの鉄鋼株や海運、機械株などは一進一退に転じ、NY株高・米景気回復期待は一巡の様子。日経平均は小動きを続け、大引けは大幅高の2日続伸だがダレ模様で終わった。

 後場は、塩野義製薬<4507>(東1)が一段と強含んで出直り幅を広げ、「経口」の新型コロナ治療薬の臨床試験開始を好感。ゼット<8135>(東2)は東京五輪でソフトボールが米国に逆転負けと伝わったが決勝進出に変わりなしとされ期待継続でストップ高。デサント<8114>(東1)は1カ月近い高値もみ合いを抜け出した好チャートが注目され高値更新。ヨネックス<7906>(東2)はバドミントンでの日本勢活躍期待などで一段高の場面があり高値更新。グローバルウェイ<3936>(東マ)は業績予想の増額修正が好感され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。キタック<4707>(JQS)はGPSを利用した斜面監視などの防災システムなどへの注目が再燃とされ出直り急。

 東証1部の出来高概算は9億6681万株(前引けは5億863万株)、売買代金は2兆2493億円(同1兆1918億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1757(前引けは1887)銘柄、値下がり銘柄数は352(同235)銘柄。

 また、東証33業種別指数は31業種(前引けは32業種)が上げ、鉄鋼、繊維製品、海運、非鉄金属、機械、卸売り、鉱業、精密機器、倉庫運輸、などが上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■離職率低下と顧客満足向上を実証、省人化潮流に逆行する人材重視戦略  「丸亀製麺」主力のトリドール…
  2. ■ビーム整形と出力平準化技術を融合し大気揺らぎを克服  NTT<9432>(東証プライム)と三菱重…
  3. ■航続距離650キロを実現、日野が新型FCV大型トラック投入  日野自動車<7205>(東証プライ…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る