帝国ホテルは第1四半期の赤字軽減など注目され下値圏から出直る動き

■第1四半期の売上高は75%増加したが季節性あり通期予想は未定に

 帝国ホテル<9708>(東2)は7月28日、2日続伸基調となり、1839円(33円高)まで上げた後も堅調で下値圏から出直る相場になっている。27日の14時に発表した第1四半期の連結決算の売上高が前年同期比で75%増加し、各利益とも赤字が軽減。発表前日には年初来安値の1750円まで下値を探ってきたが、一転、見直し買いが優勢になっている。

 第1四半期の連結売上高は前年同期比74.9%増の57.88億円となり、雇用調整助成金等を加味した経常損失は21.62億円(前年同期は同34.96億円)だった。ホテル事業は第1四半期及び第3四半期に宿泊や宴会需要が強くなる傾向があるが、2022年3月通期の業績予想は引き続き算定困難により未定とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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