鹿島はデータセンターの新たな省エネ技術「間接外気冷房型の空調システム」を開発

■性能検証にて国内トップクラスの省エネ性能を確認

 鹿島<1812>(東1)は、データセンターにおける新たな省エネルギー技術として「間接外気冷房型の空調システム」を開発した。同システムは、外気を室内に直接導入しない新たな外気冷房コンセプトを採用し、サーバ室空調の省エネルギー化と室内湿度や清浄度に関して求められる設備の維持管理の負担軽減を両立させるもの。

 同社が設計・施工を担当した、さくらインターネット石狩データセンター3号棟(北海道石狩市)に同システムを実装し、2021年3月に性能検証を完了、データセンター空調における国内トップクラスの省エネ性能「p.PUE(partial Power Usage Effectiveness:)=1.116」を実現した。

 この実績が評価され、2020年度空気調和・衛生工学会第35回振興賞技術振興賞を受賞した。

 データセンターのサーバ室単位でのエネルギー効率をあらわす指標で1に近づき小さいほど効率が良い。PUEはデータセンター全体のエネルギー効率を表し、一般的に値が1.2を下回ると効率が良いとされる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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