【株式市場】日銀の政策会合後やや円安になり日経平均は2万円台を回復

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万174円24銭(183円42銭高)、TOPIXは1631.01ポイント(14.35ポイント高)、出来高概算(東証1部)は24億593万株

チャート15 19日後場の東京株式市場は、上海株式の下落が伝えられたため、13時頃にかけて全体にややダレる場面があったが、日銀の金融政策決定会合の結果が緩和策据え置きと伝えられると円相場が再び軟化し、TOPIXやJPX日経400は一時前場の高値を上回る上昇となった。ファナック<6954>(東1)などは一段高。日経平均も4日ぶりに反発して2万円台を2日ぶりに回復した。東証マザーズ指数は前引けに小安かったが堅調になり、日経JASDAQ平均も高い。

 セーレン<3569>(東1)が導電性繊維などに期待とされて急反発し、ぐるなび<2440>(東1)が東京地下鉄との協業などを材料に一段上値を追い、MrMax<8203>(東1)などはインバウンド消費拡大期待などがあり軒並み高となり、さが美<8201>(東1)などは引き続き経産省の「きものの日」構想などに期待が強く大幅続伸。昨日上場して初値がつかなかったデジタル・インフォメーション・テクノロジー<3916>(JQS)は10時27分に公開価格1300円に対し4500円で初値が付き、後場は尻上がりとなりストップ高の5200円で大引けとなった。

 東証1部の出来高概算は24億593万株(前引けは9億9921万株)、売買代金は2兆9610億円(同1兆1124億円)。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は1368(同1380)銘柄、値下がり銘柄数は409(同367)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は28業種(前引けは30業種)となり、値上がり率上位の業種は、繊維製品、ゴム製品、海運、パルプ・紙、水産・農林、食料品、電気機器、証券・商品先物、金属製品などとなった。

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