【株式市場】NY株高は好感されるが大阪などへの緊急事態宣言は逆風で日経平均は一時488円安

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7409円26銭(373円16銭安)、TOPIXは1911.62ポイント(15.81ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億2936万株

 7月30日(金)前場の東京株式市場は、NYダウとS&P500の一時最高値などを受け、米国景気回復期待などから日本製鉄<5401>(東1)や日本郵船<9101>(東1)が高く始まり、途中軟化したが切り返して堅調に推移。しかし、新型コロナの国内感染拡大により関東3県と大阪などに緊急事態宣言が出される可能性が強まり、株価指数の先物は朝寄りから下値模索。日経平均も始値は104円安だったが、次第安のまま11時過ぎには488円37銭安(2万7294円05銭)まで下押し、前引けは100円ほど持ち直した。

 トーメンデバイス<2737>(東1)が台湾・韓国の半導体企業の好決算に続く自社の四半期決算など好感されて2日連続ストップ高。同じくTOWA<6315>(東1)も急伸。ダイトーケミ<4366>(東1)も四半期決算や生産増強など好感され急伸一段高。6月2日上場のメイホーHD<7369>(東マ)は昨日まで10日続落とあって反発。京極運輸<9073>(JQS)は株主優待制度の導入が好感され2日連続ストップ高。

 新規上場のAIメカテック<6227>(東2)は取引開始と同時に公開価格1920円を21円上回る1941円で初値をつけ、高値は2043円、前引けは2000円。

 東証1部の出来高概算は5億2936万株、売買代金は1兆2289億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は396銘柄、値下がり銘柄数は1706銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種のみにとどまり、海運、ゴム製品、鉄鋼、銀行、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■岡崎医療センターで実証、医療従事者の負担軽減と業務効率化を確認  川崎重工業<7012>(東証プ…
  2. ■全国の介護事業者が安心して選定可能、TAISコード取得で信頼性向上  丸文<7537>(東証プラ…
  3. ■生成AIへの危機感、弁護士の間で高まる  GVA TECH<298A>(東証グロース)は8月21…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  2. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…
  3. ■自民党総裁選と連立問題が相場を左右、短期急伸と急落を交錯  高市トレードは、まるで「超高速エレベ…
  4. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  5. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  6. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る