神鋼商事が後場急伸、第1四半期の営業利益3.7倍となり業績予想を大幅に増額修正

株式市場 銘柄

■自動車、半導体業界向けの取扱いが好調に推移し原料市況も味方に

 神鋼商事<8075>(東1)は7月30日の後場、13時過ぎから急伸し、17%高の2880円(422円高)まで上げて年初来の高値を大きく更新している。同時刻頃に第1四半期連結決算(2021年4~6月)と業績予想の増額修正を発表し、改めて注目された。株価2800円台は2019年12月以来の高水準になる。

 第1四半期の連結営業利益は20.83億円(前年同期の3.7倍)となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は17.96億円(同28.5倍)となった。こうした推移を受け、今期・.22年3月期の連結業績予想を全体に大幅増額修正し、3月通期の営業利益は4月に開示した予想を52.9%上回る78億円の見込みに増額し、親会社株主に帰属する純利益は同70.0%上回る51億円の見込みに見直した。

 自動車業界や半導体業界向けの取扱いが好調に推移。また、原材料価格も高値推移する等の好条件に支えられている上、、中国・米国を中心とした海外子会社の業績も順調に推移する見込み、とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■従来比でCO2排出量を大幅削減可能な製造方法を実証  大阪大学、川崎重工業<7012>(東証プラ…
  2. ■NVIDIAの「HGX H200」を活用し、高度な計算力を提供  東北電力<9506>(東証プラ…
  3. ■関東・関西間で自動運転レベル2トラックの実証実験を2025年7月に実施  食品大手の江崎グリコ<…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■関税応酬が金融市場を直撃!パンデミック以来の暴落規模に  2025年4月4日、ニューヨーク株式市…
  2. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  3. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  4. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  5. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  6. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。