不二硝子は新型コロナワクチン「3回接種」など材料視され後場もストップ高続く

ストップ高 上がる 高い

■ワクチン充填用容器として『管瓶』供給、今期の業績に注目集まる

 不二硝子<5212>(JQS)は8月2日の後場、ストップ高(300円高の1626円)買い気配で始まり、前場の中頃にストップ高で売買されたまま買い気配を続けている。医療用ガラス容器などを手掛け、河野行革相が、新型コロナワクチンについて、来年に3回目の接種が必要になる見通しを語ったと伝えられ、需要継続の期待が広がった。

 2021年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.5%増加し、営業利益は2.8倍になるなど、19年3月期を底に回復を大きく強める内容だった。「新型コロナウィルス感染症に直接関連した売上は、海外製ワクチンの国内製薬メーカーによる充填用容器として『管瓶』を供給したが売上への影響は軽微」(決算短信より)とした。今期・22年3月期の予想は営業利益を21.5%減とするなどで減収減益を見込むが、第1四半期決算の発表は8月13日頃とみられ、注目されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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