【株式市場】新型コロナ医療体制への不安が言われ日経平均は一時289円安となり反落模様

◆日経平均は2万7559円26銭(221円76銭安)、TOPIXは1926.52ポイント(13.53ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億6407万株

 8月3日(火)前場の東京株式市場は、新型コロナの医療体制に関する不安感が言われ、日経平均は反落模様となった。四半期決算が大幅増益だったAGC<5201>(東1)や昭和電線HD<5805>(東1)などは高いが、値上がり銘柄数(後段参照)は全体の25%程度で個別物色の印象。日経平均は11時過ぎに288円62銭安(2万7492円40銭)まで下押したが、前引けは持ち直し傾向となった。

 イー・ガーディアン<6050>(東1)が急伸し、四半期決算と増配などが好感され東証1部の値上がり率トップ。ビー・エム・エル<4694>(東1)はPCR検査受託の拡大期待などが言われ再び急伸。リバーHD<5690>(東2)はタケエイ<2151>(東1)との経営統合に向けた期待継続とされジリ高基調の中で再び出直り。コラントッテ<7792>(東マ)は同社の磁気ネックレスを五輪卓球「金」の伊藤美誠選手が着用とされ堅調。不二硝子<5212>(JQS)はワクチン3回接種による需要増への期待とされ2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億6407万株、売買代金は1兆224億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は550銘柄、値下がり銘柄数は1525銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は4業種にとどまり、海運、精密機器、ガラス土石、金属製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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