タカラバイオは新型コロナPCR検査関連製品の受託など増加、期末増配

業績でみる株価

■第1四半期連結決算は売上高2倍になり3月期末の増配など発表

 タカラバイオ<4974>(東1)は8月4日、大きく出直って始まり、取引開始後は7%高の2968円(203円高)まで上げて7月5日以来の2900円台復帰となっている。3日発表の第1四半期連結決算の大幅増益、業績・配当予想の増額修正が好感されている。

 第1四半期連結決算は、新型コロナPCR検査関連製品の受託増加などが加わり、売上高は前年同期の2.2倍となり、営業利益は同12.3倍となった。3月通期の予想は、遺伝子解析などのCDMO事業の増加などが予想され、営業利益は従来予想を21.4%上回る170億円の見込みに、親会社株主に帰属す純利益は同21.4%上回る119億円の見込みとした。

 また、3月期末配当(期末一括)の予想を1株につき20円の予定(従来予想比4円増、前期比でも4円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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