キッコーマンは業務用の回復が目立ち後場寄り後に急伸、新型コロナの影響から回復
- 2021/8/5 13:22
- 業績でみる株価
■第1四半期、「国内しょうゆ」「国内食品」前年同期を上回るか同期並みに回復
キッコーマン<2801>(東1)は8月5日の後場、上値を追って始まり、後場寄り後に7%高の7220円(470円高)まで上げて7月28日以来の7000円台復帰となっている。前引け後に第1四半期決算を発表し、連結業績は2ケタ増収増益。新型コロナの影響に関する懸念などが後退した。
第1四半期の連結決算(2021年4~6月、IFRS)は、売上収益が前年同期比22.8%増の1237.39億円となり、事業利益は同42.1%増の143.03億円となった。
新型コロナによる業務用への影響が注目されていたが、発表によると、「国内しょうゆ部門」については、家庭用分野全体として前年同期を下回ったが、加工・業務用分野は回復し、前年同期を上回り、この部門全体としては前年同期の売上を上回ったとした。また、「国内食品部門」も、たれ類が加工・業務用分野で前年の新型コロナウィルス感染症の影響から回復し、前年同期並みになったとし、デルモンテ調味料は加工・業務用分野が増加したとした。通期の連結業績予想は据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)