うかいは22年3月期1Q大幅増収で赤字縮小

(決算速報)
 うかい<7621>(JQ)は8月10日の取引時間終了後に22年3月期第1四半期業績を発表した。新型コロナ影響で厳しい状況が続いているが、前年同期との比較では影響がやや和らぎ、大幅増収で赤字縮小した。通期予想は未定としている。当面は厳しい状況が継続するが、期後半は影響が和らいで回復に向かうことを期待したい。なおコミットメントライン契約を締結・更新しているため資金面の不安はない。株価はモミ合い展開だが徐々に下値を切り上げている。赤字縮小を好感する動きを期待したい。

■22年3月期1Q大幅増収で赤字縮小、通期予想未定

 22年3月期第1四半期の業績(非連結)は、売上高が前年同期比2.4倍の20億46百万円となり、営業利益が5億01百万円の赤字(前年同期は5億80百万円の赤字)、経常利益が4億59百万円の赤字(同5億53百万円の赤字)、四半期純利益が4億63百万円の赤字(同8億20百万円の赤字)だった。

 新型コロナ影響で厳しい状況が続いているが、前年同期との比較では影響がやや和らぎ、前年の店舗臨時休業の反動で大幅増収となり、各利益は赤字縮小した。事業本部は2.3倍増収、文化事業は3.6倍増収だった。

 通期予想は引き続き新型コロナ影響が不透明のため未定としている。当面は厳しい状況が継続するが、期後半は影響が和らいで回復に向かうことを期待したい。なおコミットメントライン契約を締結・更新しているため資金面の不安はない。

■株価は下値切り上げ

 株価はモミ合い展開だが徐々に下値を切り上げている。第1四半期の赤字縮小を好感する動きを期待したい。8月10日の終値は3095円、時価総額は約162億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■環境要因は50%、漁獲圧は25%、状態空間モデルで初の定量評価  東京大学は11月1日、日本周辺…
  2. ■ドジャース、球団史上初の2年連続制覇  ロサンゼルス・ドジャースは、2025年MLBワールドシリ…
  3. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■金利環境改善が銀行株に追い風、逆張りの買いも有力視  今週の当コラムは、銀行株に注目することにし…
  2. ■「トリプル安」も怖くない!?逆張りのバリュー株ローテーションからは銀行株になお上値余地  「神風…
  3. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  4. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  5. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  6. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る