【株式市場】EU緊急首脳会議に期待強まり日経平均など大幅続伸

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万428円19銭(253円95銭高)、TOPIXは1648.61ポイント(17.60ポイント高)、出来高概算(東証1部)は20億4364万株

チャート15 22日後場の東京株式市場は、ギリシャの債務問題を巡る欧州時間22日のユーロ圏緊急首脳会議に期待が強まり、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1)などが一段高となるなど全体に強さが増す印象になり、日経平均は大引けにかけて259円06銭高(2万433円30銭)まで上げて大幅続伸となり、終値でも6月12日以来の2万400円台回復となった。日経JASDAQ平均は3日ぶりに2006年以来の高値を更新し、東証マザーズ指数は今年1月以来の高値に進んだ。

 引き続き、さが美<8201>(東1)ウライ<2658>(JQS)などの着物関連株が連日活況高となり、トランスジェニック<2342>(東マ)などのバイオ関連株も高く、インバウンド消費関連株は人気の裾野が広がる形で電子商取引のラクーン<3031>(東マ)翻訳センター<2483>(JQS)なども高い。欧州の金融不安の後退期待から東京海上ホールディングス<8766>(東1)などの保険株も高い。

 東証1部の出来高概算は20億4364万株(前引けは10億2252万株)、売買代金は2兆1791億円(同1兆424億円)。1部上場1886銘柄のうち、値上がり銘柄数は1282(同1049)銘柄、値下がり銘柄数は497(同686)銘柄。

 また、東証33業種別指数のうち値上がりした業種は28業種(前引けは24種)となり、値上がり率上位の業種は銀行、保険、医薬品、陸運、空運、その他金融、建設、精密機器、情報・通信、などとなった。

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