【株式市場】日経平均は朝方209円高まで上げNY株最高値など好感、海運株や好決算株など高い

◆日経平均は2万8127円82銭(57円31銭高)、TOPIXは1958.21ポイント(4.13ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億3444万株

 8月12日(木)前場の東京株式市場は、米国の大型インフラ投資法案、NYダウの連日最高値などを受けて海運株が一段高となり、川崎汽船<9107>(東1)は9%高。国内消費回復傾向を受け高島屋<8233>(東1)などの百貨店も続伸基調。このところ重い半導体関連株は信越化学<4063>(東1)などが反発。日経平均は107円高で始まり、9時30分頃には209円29銭高(2万8279円80銭)まで上げた。円高のため自動車株などは安く、日経平均は前引けにかけて上げ幅を縮めたが値を保ち続伸基調となった。

 エンビプロHD<5698>(東1)が6月決算と今期予想など好感されて急伸し、日本化学工業<4092>(東1)やビー・エム・エル<4694>(東1)は第1四半期決算などが好感されて急伸。日本酸素HD<4091>(東1)は酸素を呼吸より早いペースで送り込む新型コロナ治療が材料視され一段高。大丸エナウィン<9818>(東2)や星医療酸器<7634>(JQS)は出直り拡大。ホープ<6195>(東マ)は6月決算と今期予想が材料視され一時ストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億3444万株、売買代金は1兆2534億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は1160銘柄、値下がり銘柄数は881銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種が値上がりし、海運、鉱業、非鉄金属、化学、機械、建設、繊維製品、ガラス土石、医薬品、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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