■約1万人分のワクチンを確保し8月11日に完了と発表
リソー教育<4714>(東1)は8月12日の正午に新型コロナワクチンの職域接種完了を発表し、後場の株価は、13時30分にかけてほぼ本日の高値圏の372円(5円高)で推移し、年初来の高値更新となっている。
発表によると、同社は、政府が企業や学校、団体などに「職域接種」を認めたことを受け、「ワクチン接種の加速化と集団免疫の獲得による早期の経済再生に向けて、約1万人分のワクチンを確保した上で、7月5日より、同社グループの従業員およびその家族、講師、生徒の保護者、提携先(学校法人駿河台学園等)を対象として接種希望者へのワクチン接種を実施し、8月11日に完了」したという。「これからも1対1の対面指導を継続するために、感染防止対策に取り組んでいくとした。
株価は7月中旬から年初来の高値を更新する相場となり、直近は2020年1月以来の水準まで上げている。7月14日に2月通期の業績予想の増額修正を発表したことが契機となったとみられており、10月7日に予定する第2四半期の決算発表に向けて基調は強いとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)