マブチモーターは日鉄ソリューションズと連携し設計・生産プロセス情報をグローバルで一元管理するPLMシステムを導入
- 2021/8/17 14:26
- プレスリリース
■NSSOLと連携し設計・生産プロセス情報をグローバルで一元管理するPLMシステムを導入
マブチモーター<6592>(東1)は、日鉄ソリューションズ(NSSOL)<2327>(東1)と連携し、競争力のあるものづくりの実現に向け、国内外全22拠点の設計・生産プロセスを一元管理する共通プラットフォームとして、PLMシステムを導入したと発表。
マブチモーターは、小型直流ブラシ付モーターで世界トップシェアのメーカーとして、玩具から始まり、家電・工具・住設、事務機器、健康・医療機器、そして現在の主要事業である自動車電装分野のものづくりによって、人々の生活を支えている。世界5極事業体制によってグローバルでの地産地消の確立を進めてきたマブチモーターにとって、各システムや拠点に分散された製品情報や生産指示情報等の一元管理を実現することが喫緊の課題となっていた。そこで、PLMシステムの導入検討を開始し、PTC社のPLMパッケージ「Windchill」を採用した。
今回のプロジェクトにてNSSOLは、豊富な業務知見とPLMシステム導入実績に基づき、業務改革に向けたコンサルティングからシステム導入支援、各拠点のユーザー教育支援まで行った。また、パッケージに実装されていない追加機能として、自動車業界における品質管理の国際規格(IATF16949)に沿った作業指示を行うコントロールプランを自動生成するシステムの開発も担った。
同システムは2020年11月から本稼働し、マブチモーターの世界中の拠点で運用されている。同システム導入によって、複数のシステムに点在していた各書類を1つのシステム上で保管でき、高い品質の担保と業務効率化を両立させる基盤を構築することができた。今後は、蓄積された情報の応用活用、コントロールプランの本格的な運用展開や設計FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)との連携などを進めていく予定。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)