【株式市場】日経平均は朝方の228円安を下値に持ち直す、薬品株など高い

◆日経平均は2万7394円43銭(191円48銭安)、TOPIXは1909.70ポイント(14.27ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で4億9097万株

 8月19日(木)前場の東京株式市場は、NY株式が比較的大幅に下げたため、日経平均は取引開始直後に228円37銭安(2万7357円54銭)まで下押したが、その後は回復基調となった。飲み薬の新型コロナ薬などが材料視された塩野義製薬<4507>(東1)や、リウマチ薬が米国で新型コロナ向けに緊急許可と伝えられた中外製薬<4519>(東1)などが活況高。巣ごもり需要で日清食品HD<2897>(東1)なども高い。

 山崎製パン<2212>(東1)が大きく出直り、一部製品に6年ぶり値上げなど好感。アウンコンサル<2459>(東2)はAI完全⾃動マーケティングオートメーションプラットフォーム企業との提携が材料視されて急伸。フェニックスバイオ<6190>(東マ)は第1四半期の完全黒字化決算などが注目されストップ高。出前館<2484>(JQS)はデパ地下の入客制限などが材料視され出直り継続。

 東証1部の出来高概算は少な目で4億9097万株、売買代金は1兆5340億円。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は664銘柄、値下がり銘柄数は1410銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした指数は2業種にとどまり、医薬品、情報通信、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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