【株式市場】日経平均は後場も水面下で推移し大引けにかけて下げ幅を広げ反落

◆日経平均は2万7281円17銭(304円74銭安)、TOPIXは1897.19ポイント(26.78ポイント安)、出来高概算(東証1部)は後場幾分増加し10億7024万株

 8月19日(木)後場の東京株式市場は、中国株の下落などが言われ、東京エレク<8035>(東1)が一段と軟調に始まるなど、半導体株の一角の下げ幅が広がり、鉄鋼、機械株も一段軟調になった。日経平均は取引開始から14時過ぎまでは185円安の2万7400円を挟んで小動きだったが、トヨタ自<7203>(東1)の9月減産観測報道が伝えられると一段安となり、大引けにかけて下げ幅が300円台となり大幅に反落した。

 後場は、カルビー<2229>(東1)、味の素<2802>(東1)、日清食品HD<2897>(東1)などが一段ジリ高となり、外出自粛・巣ごもり消費効果への期待が再燃。加地テック<6391>(東2)は燃料電池で動くゴミ収集車の試験運用や石炭火力を水素発電に転換する広島県での実証実験の報道などが材料視されて再び動意。ツクルバ<2978>(東マ)はコワーキングスペース事業好調との見方で連日高値。不二硝子<5212>(JQS)はワクチン3度接種を巡る期待再燃とされ再び値動き活発化。

 東証1部の出来高概算は後場幾分増加傾向となり10億7024万株(前引けは4億9097万株)、売買代金は2兆3841億円(同1兆5340億円)。1部上場2190銘柄のうち、値上がり銘柄数は331(前引けは664)銘柄、値下がり銘柄数は1798(同1410)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした指数は医薬品、情報通信の2業種(前引けもこの2業種のみ)にとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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