川崎汽船はペルーのリマ周辺地域で完成車を対象とした物流サービスを本格的に開始

 川崎汽船<9107>(東1)は今年6月から、ペルーのリマ周辺地域で完成車を対象とした物流サービスを本格的に開始したと発表。

 ペルーではコロナ禍での一時的な販売減少はあったが、中長期的には自動車販売・輸入が拡大すると見込んでいる。これに伴い増加する完成車輸送に付帯したサービスの需要に対応するため、輸入事業者やディーラーに対し、完成車向け総合物流サービスを提供する。

 同社は2017年にチリにおいて現地物流企業AGUNSA社との合弁会社であるKAR Logistics S.A.を設立、同国での完成車物流事業を開始し、ノウハウを蓄積しながら事業規模を拡大してきた。AGUNSA社のペルー子会社であるAGUNSA Peru社と新たに合弁会社 KAR Logistics Peru S.A.C.を設立(出資比率 同社50%、AGUNSA Peru社50%)、チリ事業のノウハウを横展開することで、中南米地域における完成車物流事業の拡大を図っていく。

 同社では経営計画において物流事業を安定収益事業のひとつと位置づけており、完成車物流事業も充実・拡大を図っている。これまでインドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、シンガポール、オーストラリア、ブラジル、メキシコ、チリなどで、ターミナル、陸送、保管、PDIなどの完成車物流サービスを提供しているが、今後も自動車船による海上輸送で培った高品質輸送のノウハウを活用して顧客の満足度向上に努めていくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■更新前のスーパーコンピュータの約4倍の計算能力  富士通<6702>(東証プライム)は2月21日…
  2. ■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献  伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリ…
  3. ■純正ミラーと一体化し、左後方の視界を広げる  カーメイト<7297>(東証スタンダード)は、純正…
2024年3月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■投資と貯蓄の狭間で・・・  岸田内閣の「資産所得倍増プラン」は、「貯蓄から投資へ」の流れを目指し…
  2. ■「ノルム(社会規範)」解凍の序章か?植田新総裁の金融政策正常化  日本銀行の黒田東彦前総裁が、手…
  3. ■「日経半導体株指数」スタート  3月25日から「日経半導体株指数」の集計・公表がスタートする。東…
  4. ■投資家注目の適正株価発見ツール  日銀の価格発見機能が不全になる可能性がある中、自己株式取得が新…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る