エスプールが広域の自治体業務をカバーするシェアード型BPOセンターを青森県弘前市に開設

■北海道北見市、秋田県大仙市に続く3拠点目

 エスプール<2471>(東1)は8月24日、青森県ならびに青森県弘前市と3者間で立地協定を締結し、隣接する複数の自治体業務を受託するシェアード型のBPOセンターを開設し9月1日に業務を開始すると発表した。

■BPOセンター開設の背景
同社グループは、人口10万人以下の地方都市を中心にBPOセンターを開設し、アルバイトの採用支援に関する業務やEC事業者のカスタマーサポートなど、100社を超える企業のバックオフィス業務を受託している。センターの特徴は、複数の企業の共通業務をまとめて受託するシェアード型となっている点にある。

 昨今では、自治体からの業務委託案件も増えており、北海道北見市では、複数の民間企業の採用支援業務と同市の新型コロナウイルスに関連した業務を受託する官民一体型のBPOセンターを運営している。このノウハウを活用し、隣接する複数の自治体業務を一括で受託するシェアード型のBPO センターの本格展開を図っている。今回は、2021年6月に締結した秋田県大仙市に続く3拠点目として、青森県弘前市と立地協定を締結し、「BPOセンターSAKURA」を開設することとなった。

■新センターの概要
今回新設する「BPOセンターSAKURA」は、さくら野百貨店弘前店1階への出店となり、業務開始は2021年9月1日を予定。同センターでは地元の主婦や若者を中心に最大50名の雇用を見込むとともに、弘前市におけるDXの推進、さらには市の垣根を超えた効率的な広域行政アウトソーシングも大きく期待されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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