【狙い場・買い場】KVKは今期2ケタ増益でチャート好転
- 2015/6/24 11:47
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KVK<6484>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。今期2ケタ増益予想で割安感があるほか、配当利回り妙味が増すことから注目したい。
同社は、水栓金具、継手、排水金具、水栓部品を手掛けている。昨年年4月から3か年中期経営計画「The Next Stage 80 ~新たな挑戦~」をスタートさせ、顧客への新たな価値の提供をめざし、環境の変化に迅速・柔軟に対応できる強固な事業基盤づくりに取り組んでいる。商品面では、顧客視点に立ち、安全・安心、快適、環境面からのニーズや生活スタイルの変化に対応した付加価値の高い商品開発を推進した。心地よいシャワーを浴びながら節湯・節水ができる「eシャワー・3wayシャワーヘッド」や浄水器だけを単独で使いたいという市場のニーズに応えた「浄水器専用水栓」などを市場に投入し、新たな顧客層の獲得に取り組んでいる。
前2015年3月期業績実績は、売上高237億1100万円(前期比8.2%減)、営業利益16億8200万円(同27.4%減)、経常利益17億6400万円(同27.6%減)、純利益10億4000万円(同36.0減)に着地。年間配当は18円を実施。
今16年3月期予想は、売上高245億円(前期比3.3%増)、営業利益19億円(同12.9%増)、経常利益19億5000万円(同10.5%増)、純利益12億5000万円(同20.2%増)と回復を見込む。年間配当は18円を継続する予定。
株価は、3月16日につけた年初来の高値650円を上値にモミ合っている。省エネ住宅ポイント制度や、フラット35Sの金利優遇幅の拡大など、住宅支援策の拡充というフォローの風が吹いている。今期予想PER8倍台・PBR0.68倍と割安感があるほか、配当利回り2.8%と利回り妙味もソコソコあり、今年から株主優待の内容を変更。優待品のバリエーションを広げるため、入浴剤から入浴用品(3000円相当)に優待内容を変更しており、見直し余地は広がる。中長期的な視点で押し目買い妙味が膨らもう。