【業績でみる株価】カービジネスのサンオータスは今4月期に黒字転換、2円増配の年12円へ、株価400円台

業績で見る株価

サンオータス<7623>(JQ・売買単位100株)は輸入車販売が消費増税反動の収束で回復してくることから、営業段階で2016年4月期は1億5000万円(前期4億800万円の赤字)に転換する見通しだが、株価は商い薄く400円前後で小動きだ。

前期は収益源のひとつカービジネス事業が主力の輸入車(BMW、プジョーなど)ダウンで、売上高377億2700万円(前々期比8.3%減)、経常3億9300万円(前期2億7800万円の利益)の赤字となった。消費増税の反動で輸入車の販売競争激化に伴う価格低下が響いた。

今期は前期第4四半期から輸入車の販売が計画通りに進捗するなど消費増税影響に収束が見られるようになり、今期に入ってもこの流れが続いているために明るさを取り戻しつつある。収益力は改善に向かい、売上高340億円(前期比9.9%減)、経常段階2億円(前期3億9300万円の赤字)、最終段階1億4000万円(同3億9400万円の赤字)と黒字に転換する見込みだ。1株利益は44円70銭、配当は2円増配して年12円とする方針である。

にも拘らず、株価はほとんど無反応。商いも薄く400円近辺での推移となっている。PERは9倍、配当利回りは3%弱。割安株返上には時間がかかりそうだ。

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