【株式市場】日経平均は朝方の175円高から値を消し一時軟調、TOPIXは戻しきれず小安い

東証アローズ 東京証券取引所

◆日経平均は2万8476円01銭(24円99銭高)、TOPIXは1976.70ポイント(4.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億4845万株

 9月2日(木)前場の東京株式市場は、米NASDAQの最高値更新を受けてアドバンテスト<6857>(東1)などの半導体関連株が高く始まり、景気対策への期待窓から三井不動産<8801>(東1)なども高い。一方、ここ相場をけん引してきた海運、鉄鋼株は伸びきれない予想で大もみ合いとなり、日経平均は取引開始直後の175円18銭高(2万8626円20銭)を上値にダレ模様となった。一時38円11銭安(2万8412円91銭)の場面をみせたが、前引けにかけては小じっかりとなった。一方、TOPIXは戻しきれず小安い。

 キッコーマン<2801>(東1)が続伸し高値に進み、大手証券の目標株価引き上げなど好感。日本金銭機械<6418>(東1)は「渋沢栄一」新1万円札の印刷開始を受けて鑑別機などの更新需要など連想の見方で活況高。日本ピグメント<4119>(東2)はプラスチック代替素材への展開などが言われて活況高。データセクション<3905>(東マ)はリスクモニタリング領域での事業提携などが材料視される相場が熱を帯びたとされ一段高急伸。

 新規上場のモビルス<4370>(東マ)は午前10時23分に公開価格1280円を43%上回る1830円で初値をつけ、その後2062円まで上げ、前引けは1920円。

新規上場となったメディア総研<9242>(東マ・福Q)は、午前9時13分に公開価格2900円を7%上回る3105円で初値をつけ、その後同21%高の3495円まで上げ、前引けは3140円。

 東証1部の出来高概算は5億4845万株、売買代金は1兆3537億円。1部上場2189銘柄のうち、値上がり銘柄数は696銘柄、値下がり銘柄数は1362銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が上げ、金属製品、その他製品、情報通信、化学、機械、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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